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MYガラ紡機Ⅱ
¥22,000
SOLD OUT
ガラ紡機は日本人の臥雲辰致によって明治6年に開発され、以後、我が国の繊維産業を支えてきましたが、欧米の高速紡績機に席巻されて一時期廃れてしまいました。しかし、ガラ紡糸の風合いが良く、最近、和布として見直されています。 ガラ紡機は簡単な構造ですが、手に入れるのは難しく、卓上型のガラ紡機の要望が多数ありました。そこで、卓上で綿から糸を紡ぐ様子を目の前で見ることができる低価格の卓上型モデルを2022年12月に開発し、当ECサイトで販売を開始しました。 MYガラ紡機+電源セットは、自宅で手軽に、かつ、糸紡ぎの技術がなくても簡単に糸紡ぎができ、初心者の方にもおすすめです。このセットには、ガラ紡機本体と専用の電源が含まれています。電源があれば、いつでもどこでも糸を紡ぐことができるので、手軽に糸作りの時間が楽しめます。 発売後、累計出荷台数は、40台を超え、好評を博しておりましたが、これまでユーザーの皆さま名お声や、紡出性能の改善、部品等の見直しを進め、今般、MYガラ紡機Ⅱを発売することになりました。 MYガラ紡機との違いは、以下の通りです。 ①高さのサイズを、60cmから99cmに延長 これは、綿表面と糸巻きボビンとの距離であるリフト長を、ガラ紡機の実機に近づけるためです。例えば、臥雲辰致の復元機では77cm、農工大科学博物館の実機は50cmとなっており、これらを参考に56cmとすることにしました。リフト長の延長により、リフト内に残った撚りが戻って撚りの平均化が促進され、その結果として糸太さのバラツキも抑えられると考えられます。 また、高さを99cmから69cmと従来のMYガラ紡機に変更可能ですので、使用される場所の状況に応じて変更ください。 ②綿筒の長さを20cmから25cmに延長 これによって綿筒に充填する綿重量を18g程度から25gに増やすことが可能になり、その結果として綿筒の1回の装填で紡出できる糸長さを長大化できます。 ③糸の巻上ギアモーターの見直し これまでは、コストの関係もあり模型ギアモーターを使用していましたが、ギア音がやや大きいことが課題でした。これを剛性を上げた低速ギアモーターに変更しました。これにより静粛性が大幅に向上しました。 ④高さが99cmと高くなりましたので、装置の安定を向上させるため、台座の大型化と重量化をしました。 ⑤紡出が進むにつれて糸重量が減少しますので、それを補正するため、これまでオプションであった綿筒付加錘機構を標準装備しました。 ⑥綿筒が長くなりましたので、長さ27cmの綿ハサミを標準装備しました。 ⑦撚り方向(S撚り、Z撚り)をスイッチで切り替えられるようにしました。 MYガラ紡機Ⅱは、従来機に比べてサイズは大きくなりますが、持ち運びもできます。自分のペースでじっくりと紡げるので、ストレスなく糸作りを楽しむことができます。糸を紡ぐことは、手作りの醍醐味です。自分で作った糸で機織りをすると、一層愛着が湧きます。また、糸作りはリラックス効果もあり、心を落ち着かせる時間となるでしょう。 ぜひ、MYガラ紡機Ⅱで糸作りの世界をお楽しみください。 ※取り扱いには注意が必要です。お子様の手の届かない場所に保管してください。また、使用方法をよく読んで正しくお使いください。 ◎本体 台座 幅16.5cm 奥行き30cm 高さ 99cm(69cm) リフト長(綿表面からボビンまでの距離) 56cm 重量 2,450g 綿筒の大きさ:直径4cm 長さ25cm 塗装:MDF材木部は、環境対応塗料の水性ウレタンニスで塗装されています。 ◎専用電源 MYガラ紡機の巻上用モーターおよび壺回転用モーターのための電源です。前面パネルの調節つまみを使って、糸の引き上げ速度と壺の回転を調整できます。これにより、糸が細くなって切れそうになっても引き上げ速度を落としたり、壺の回転速度を上げることで防ぐことができます。これは、現在手に入るガラ紡機にはない特徴です。 これまでの装置は、電源部をコードで分離させてきましたが、ガラ紡機本体と一体化させることで、装置の移動や持ち運びが楽になりました。 電源 AC100V (付属のACアダプターで供給) 消費電力 最大2W 調節範囲 壺の回転数:0~300(回転/分) ※850rpmの高速ガラ紡機をオプションでご用意しています。詳細は、オプションページをご覧ください。 巻き取り引き上げ速度:最大50cm/分程度 S撚り、Z撚り切替スイッチ付き ◎付属品 試験用綿 綿筒付加錘 4個 綿ハサミ 長さ27cm 糸巻きボビン 1個 ◎特徴 1)卓上で、モーター駆動によりガラ紡糸を紡ぐ出来る紡績機は世界でも本商品以外にありません。 2)壺が透明アクリルですから、中のワタのドラフトの様子が分かりますので、ガラ紡の原理を知ることができる教材にも打って付けです。もちろん、本物のガラ紡糸を紡ぐことができます。 3)専用電源により壺の回転と巻上速度を調整できるので、糸の状態や太さを自由に調節できます。 4)小型軽量なので机の上で簡単に糸紡ぎできます。 5)糸巻きボビンは、ネジを緩めることで取り外し出来ます。 ◎予定納期:およそ4日程度、部品在庫の状況により1週間程度いただいております。詳細は、受注後にご連絡します。
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【新発売】MYガラ紡機Ⅱ高速オプション
¥3,000
SOLD OUT
多くの方からMYガラ紡機Ⅱによって高い綿番手(細いガラ紡糸)を紡出できないかというお問合せとともにご要望をいただきました。そこで、綿筒密度を上げて綿筒回転数を増す装置を製作し、通常のMYガラ紡機Ⅱに比べて綿番手を1〜2から10番手ほどまで上げることが可能であることをブログでもご報告しました。 今般、MYガラ紡機Ⅱのオプションとして、「高速オプション」を販売することにしました。綿筒回転のためのモーターを高速回転タイプに変更するとともに、それに取り付けるプーリーを耐衝撃性を上げるためアルミ製のタイミングプーリーに変更しました。モーター回転数は、従来機の210rpmから850rpmに4倍の性能になっています。 なお、このオプションは、製作時に従来機のモーターとプーリーを高速タイプに交換するため、MYガラ紡機Ⅱのご注文時にご指定いただきます。なお、従来機をお持ちの方で変更をご希望の方は、個別に対応させていただきますので、メールでお問い合わせください。 ◎仕様 モーター性能:最大回転数850rpm、印加電圧12V 消費電力:最大2W
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MYガラ紡機Jr.組立キット
¥5,000
SOLD OUT
MYガラ紡機は、簡単な構造の割に確実に綿を糸にすることが可能な紡績機械で、ユーザーの皆さまからも大変ご好評を得ており、これまでに30台に迫るガラ紡機のご用命をいただいております。 このMYガラ紡機の動作原理を理解してみたいというご要望に応えて、以前にキット化をして販売しましたが、工作がちょっと面倒というお言葉が寄せられておりました。そこで、ドライバー一本とハサミ、ボンドのみで組立ができるキットを開発しました。組立時間は、綿筒や糸ボビンを作る際には接着剤の乾燥時間を含めてもおよそ1時間弱で組み立てることが出来ます。 ◎仕様 ・大きさ:幅15cm 奥行き15cm 高さ45cm ・綿筒:12.5cm、4.2cmΦ ・電池 綿筒回転 単3×3本 糸巻き 単3×1本 ※留意事項 本製品は、あくまでもガラ紡機の原理理解のために商品化したものです。使用しているモーターも低価格の製品を使っていますので、耐久性は保証されていません。したがって、この商品で本格的に長期間に亘りガラ紡糸を紡ぐことが出来る保証はありませんので、購入後の利用状況を良くご確認いただき、お申し込みいただくようにお願い申し上げます。
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人間ガラ紡機(ゲーム用)
¥2,500
SOLD OUT
ガラ紡機は、単純にいえば、綿筒を回転させる機構とそれによって撚りがかけられた糸を巻き取る機構の二つで構成されています。ガラ紡機の糸紡ぎの原理を理解するには、じっと見ることも大切ですが、それよりも実際にガラ紡機の一部になって糸紡ぎができることを体感することが重要です。 そのために、回転する綿筒から綿を取り出して糸にしていくための装置「人間ガラ紡」を商品化しました。綿筒の表面の綿をつまんで徐々に上の方に引き上げていくと撚りがけされた糸が徐々に成長していくのが分かります。上げる速度を調整しないと、糸は細くなったりあるいは、撚りがかけ過ぎて固くなってしまいます。 さあ、あなたもガラ紡機の一部になって糸作りに励みましょう。 本機は、お子さんたちに綿と糸の関係を分かってもらうための授業やワークショップなどでの活用を前提に開発しました。たとえば、1分間でどれくらいの長さの糸がとれるか、競争しても良いでしょう。 仕様 幅15センチ 奥行き16センチ 高さ20センチ 綿筒長さ12センチ 電源:単3乾電池3本 ※本機には綿筒に入れる綿は含みません。べっと、カーディングされた綿をご用意ください。
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ガラ紡機用糸巻きボビン
¥800
SOLD OUT
MYガラ紡機および撚糸機専用の糸巻きボビンです。それぞれ回転軸に固定できるようになっています。 大きさ 直径 10cm 幅 4.5cm
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ガラ紡機用太陽電池モジュール
¥6,000
SOLD OUT
臥雲辰致が発明したころのガラ紡機の動力源は、手回しや水力でした。ただ、手回しはデモ用に作られた程度で、紡績機械としての動力源は主に水力でした。水車や船にガラ紡機を搭載して川の流れによる水力を使用していました。つまり、完全な自然エネルギーで紡績していました。 現代では、動力源は電気エネルギーがメインですが、150年の時を超えて再び自然エネルギーによる糸紡ぎを蘇らせたいとの思いで、太陽エネルギーを利用した太陽電池モジュールを開発し、商品化しました。実際に天気の良い日に外にガラ紡機を持ち出して、糸紬ぎを試みてみました。実際の様子を、MOVIESページにアップしましたので、ご覧下さい。 太陽電池性能 ①最大出力電力 12W ②開放電圧 23.2V ③短絡電流 0.68A ④大きさ 43.5×25×2.5(cm) 気象条件によって太陽エネルギー量は変わりますので、太陽電池によるガラ紡機の稼働を完全に保証するものではありません。 なお、本商品は、納期までに1週間程度かかりますことを予めご了承ください。
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フライヤー式撚糸機
¥17,000
SOLD OUT
ガラ紡機で紡ぐ糸は、柔らかい肌触りが特徴です。これは撚りが甘いことに起因しています。この甘撚りは風合いには打って付けですが、糸の強度の点からは欠点となり、糸の切れやすさに繋がります。そのため、煮沸や糊付け法がありますが、やはり単糸では十分な強度は得られません。 そこで、2本のガラ紡糸を撚糸機で撚った双糸が使われています。気軽に家庭でも使える撚糸機を提供するために、KARAKURI ONEでは、過去に、撚糸機を販売しましたが、ユーザー様から調整が難しいとのお声をいただきました。そこで、簡単に撚糸できる撚糸機を開発するため、試作を繰り返し,この度、製品化に漕ぎ着けました。 商品化した撚糸機は、フライヤー方式で、商品紹介写真の最後の図の様な構成になっています。供給原糸を送り出しローラーで合糸し、フライヤー軸内に通してフライヤーの回転で撚りを加え、巻き取りボビンで巻き取ります。この際、左にあるブレーキでフライヤーよりも巻き取りボビンの回転速度を遅くさせ、撚糸した糸を巻き取っています。 フライヤー撚糸機は、二本の糸をセットし、送りローラーの回転数Rrとフライヤー回転数Rfを適切に選択することで、撚糸率T(1メートルあたりの撚糸数)を決めることが出来ます。その値は、 T=25×(Rf÷Rr) と求められ、本撚糸機では、200〜400(撚糸数/m)の撚糸率が容易に得られます。 ◎大きさ(cm) 幅38 奥行き20 高さ18 ◎重さ 500g(電源を除く) ◎電源 AC100V 12W ◎動作仕様 フライヤー回転数:最大182 (回転/分) 送りローラー回転数:最大42(回転/分) 予定納期:約10日ほどいただいております。 ※本商品には、糸巻きボビンは含まれていません。
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綿繰り機
¥9,500
SOLD OUT
昨年までに多くの綿が収穫できたのではと思います。綿が収穫できたら、綿と種を分ける綿繰りをしなければなりません。手でも綿繰りは出来ますが、経験された方はご存じでしょうが、20粒も種を取り出すと指先が麻痺するほどになってしまいます。 そこで登場するのが綿繰り機です。昔からあり、市販品もありますが、少々財布に厳しいかもです。これに対して、KARAKURI ONEでは、両手ハンドルで簡素化した低コストの綿繰り機を製品化しましたが、ユーザーアンケートでちょっと疲れるとのお声をいただきました。 そこで、片手ハンドル操作だけで、綿繰りが可能な製品をリリースしました。片手ハンドルですので、右手でハンドルを回し、左手でコットンボールを供給することが可能となり、どんどん綿繰りが進みます。 塗装色は、半透明クリアーのウレタン塗装を施しています。また、台座を机等に固定するC型クランプ二つが付属します。 本体 奥行き:10cm 幅:25cm 高さ:27cm 台座 大きさ 幅:20cm 奥行き:30cm 重さ:1.5kg ハンドル長さ:15cm 綿挿入幅:10cm 付属品 C型クランプ 2コ ◎納期:4日程度ですが、部品の在庫状況により1週間程度いただいております。詳細は、受注後にご連絡します。
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綿繰り機オプション:種受けボックス
¥500
SOLD OUT
綿繰り機の種受けボックスをオプションとして新発売します。 これまで様々な綿繰り機の使用動画を拝見しましたが、手前に落ちてくるワタの種が散乱して、拾い集めるのも手間が必要でした。そんなとき、ある動画で紙を箱状にした種受けをご自分で作られているのを見かけたのをヒントに、種受けボックスを作ってみました。それが結構手間いらずで、綿繰り機のオプションとして販売することにしました。 なお、この種受けボックスは、オプションですので、綿繰り機を購入していただくときにご注文をお願いします。 仕様 大きさ:縦12センチ 幅11センチ 奥行き6センチ