2025/07/14 14:20

 ノートの端っこに、小さく人を描き、次のページにちょっと変えて描いて、またちょっと変えて描いて・・・・その作業を繰り返して10ページくらい書き終え、それをパラパラとページをめくると、人が動いているように見える、こんなちょっとしたいたずらを経験したことはありませんか。これをパラパラ漫画と言い、場面が少しずつ変わりながらつながっている何枚かの絵のたばの端を素早くめくることで、速い動きは目ではわかり辛くなる残像効果により絵が動いて見える漫画のことです。
 このパラパラ漫画を、円筒状にして連続して絵に動きを与えたものが、回転のぞき絵(英語でゾエトロープ、ゾートロープ)と言います。今から190年前に発明されましたが、それに似た回り灯籠が中国の漢時代(2000年以上前)に発明されているようです。
 そこで、KARAKURI ONEでは、動きのある面白い絵を楽しんでもらおうと思い、ゾートロープをキット化しました。絵心はイマイチと思われている方も、小さな絵を動かすことはそんなに難しくはありませんので、嵌まること請け合いです。僅か20コマの漫画ですから、複雑なストーリー展開は難しいかも知れませんが、新聞にあるような4コマ漫画に比べると5倍のコマ数ですので、それなりの動きを反映したストーリーも出来るでしょう。少ないコマ数で面白い動きのある漫画を考えてみるのも一興でしょう。
 また、夏休みの自由研究のテーマにも打って付けです。工作も1時間足らずで出来るように配慮されていますし、丁寧な説明書もありますので、小学生のお子さんでも組立は可能でしょう。